作者が好き勝手やってる文字の掃き溜め
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タイトルのよくわかんない漢字はハイエナと読みます。
ええと今回はついったでノリで書くよ!といってしまった毎度お馴染みゆにさん宅のアヅリシェちゃん。
しかし暗いの書くよと言っていたのに可笑しな方向に転がりました。
ごめんなさい。
何故かパラレルです。
何故かマフィアものです。
でもアヅサさんは○○
キャラの原形どこいった。
ほんと悪ふざけに悪ふざけを三乗した感じです。ごめんなさい。
どうしてこうなった…
殺し合いは愛し合うのに似ている。
怒声。
怒声。
幾人かの足音。
それは決して喧騒のなかではなく暗い路地裏でのこと。
いつもは不気味な静寂しかないこの場所が俄に騒がしくなる。
水溜まりが映した空は酷く澄んでいて、無粋な革靴がそれを踏み荒らすたびにゆらゆらと形を変えていた。
怒声の主なんて関係ないとばかりに大胆に、且つ死角を的確に。
乱立する雑居ビルの間を駆け抜けていく影。
いくらか進んだところの冷たいコンクリートに背を預け、周りを窺う男。
その腕には混乱のなかくすねてきたサブマシンガンH&KUMPが抱えられていた。
気配はまだ遠く、油断こそできないものの上手く撒けたと判断したのか息継ぎのような溜め息をつく。
別段息苦しかったわけでもないが逃げるときも締められていたネクタイを緩める。
顔の印象が変わるから、と上司に渡されたスクエアフレームの眼鏡も外す。
その効果は偉大らしくたったそれだけのことでここまで穏便に済ませられた。
ならばこの状況はなんなんだ、という当然の叱責をする者もここにはいない。
眼鏡を外した顔。
硝子一枚を退けたそれはこのマフィアが覇権を争うこの街では誰もが知る顔だった。
アヅサ=クロフォード。
何故なら彼は―
空気の震え。
とっさに彼が振り返ったときには既にこめかみに温いプラスチックの感触。
引き金をひけばあっさりとこの世とおさらばできる零距離からの銃口。
油断などしていないつもりだったが所詮「つもり」だったらしい。
それ以上にそこまで接近をゆるしたことに下衆な暴言を口の中だけで吐く。
「よくあうねぇ…?」
忌々しげに舌打ちし、その細められた双眸の空色に映るのは桜色の長い髪。
頭の上にひとつに結わえられたそれは僅かな風にも揺れている。
体のラインを際立たせるライダースーツも彼女が着ると不思議といやらしさを感じさせない。
ふとすれば柔らかく見えるであろうその顔をきつく歪める彼女にアヅサは皮肉げにわらいながらその名をよんだ。
「ご機嫌よう、いい天気だね。
リーシェ?」
呼ばれた彼女は顔色を変えないまま、挨拶にこたえる。
「そうね、アヅサ。
警察(ヤード)の狗がなんの用?」
警察。
それが彼がここで有名な理由。
それだけではない。
マフィアとみれば容赦なく粛清する冷酷さがマフィアよりマフィアらしいと彼を一層著名人にしていた。
「ちょっと散歩しに?」
張り詰めた空気のなか会話は続く。
「餌を漁りに、の間違いでしょう?」
口を歪めてリーシェが揶揄する。
それは彼女に不釣り合いだと彼は漠然と思う。
当然、口にはしなかったが。
「あははは、ご令嬢の吐く台詞じゃないな。」
ああでも、とアヅサは言葉を続ける。
「マフィア(鬣犬)のボスの娘ならそれくらい当たり前か。」
彼女もまた、ここでは有名人で。
わざと抉るように投げつけたそれも彼女は気にした風もなく、未だ彼の頭に当てていた銃身を、ずらす。
と、
銃声。
「!!?」
次いでリーシェの背後の欠けた窓の奥から何かが砕ける音。
戦くアヅサの5cm右、コンクリートの焦げた後。
しかしそこに弾はなく、そのまま跳弾し壊れた窓の奥へ吸い込まれたらしい。
アヅサはその焦げ跡と弾の行く先を呆然と交互に見、
「撃つか?普通…」
と思わず零す。
その言葉すら無視してリーシェはもう一度銃を構える。
「ちょ!リーシェさん?」
本人も忘れ欠けているがアヅサは今追われてる身で。
ここでコトを荒立てる気があるはずもなく。
鉢合ったときはまたかと思ったがそれならいっそ楽しんでやろうとからかっただけで。
「結局こうなるわけ?」
そんな情けない言葉とは裏腹に安全装置は外され、口の端は上がっている。
彼女もまた、殺気などは微塵もないというのに銃をおろす気配はない。
始まるのはいつもの殺し合い。
そこには憎悪も嫌悪も渦巻いていて。
それでいてどこか、逢瀬に似ていた。
ラヴァーラヴァーラヴァー
「不器用なふたりの不器用な逢瀬には手助けが必要でしょ?」
あとがき
…
…
…ほんとすいませんでしたぁぁぁぁぁ
ギャップを大事にしてたら配役がこんなことに…
なにこれひどい。ひどすぎて言い訳しようがありません。
警官アヅサくんの上司はエデンさまです。つまり最後の台詞もエデン様です。
とりあえずスーツ眼鏡のアヅサくんみたいです。
ほんとすいませんでしたっ
ええと今回はついったでノリで書くよ!といってしまった毎度お馴染みゆにさん宅のアヅリシェちゃん。
しかし暗いの書くよと言っていたのに可笑しな方向に転がりました。
ごめんなさい。
何故かパラレルです。
何故かマフィアものです。
でもアヅサさんは○○
キャラの原形どこいった。
ほんと悪ふざけに悪ふざけを三乗した感じです。ごめんなさい。
どうしてこうなった…
殺し合いは愛し合うのに似ている。
怒声。
怒声。
幾人かの足音。
それは決して喧騒のなかではなく暗い路地裏でのこと。
いつもは不気味な静寂しかないこの場所が俄に騒がしくなる。
水溜まりが映した空は酷く澄んでいて、無粋な革靴がそれを踏み荒らすたびにゆらゆらと形を変えていた。
怒声の主なんて関係ないとばかりに大胆に、且つ死角を的確に。
乱立する雑居ビルの間を駆け抜けていく影。
いくらか進んだところの冷たいコンクリートに背を預け、周りを窺う男。
その腕には混乱のなかくすねてきたサブマシンガンH&KUMPが抱えられていた。
気配はまだ遠く、油断こそできないものの上手く撒けたと判断したのか息継ぎのような溜め息をつく。
別段息苦しかったわけでもないが逃げるときも締められていたネクタイを緩める。
顔の印象が変わるから、と上司に渡されたスクエアフレームの眼鏡も外す。
その効果は偉大らしくたったそれだけのことでここまで穏便に済ませられた。
ならばこの状況はなんなんだ、という当然の叱責をする者もここにはいない。
眼鏡を外した顔。
硝子一枚を退けたそれはこのマフィアが覇権を争うこの街では誰もが知る顔だった。
アヅサ=クロフォード。
何故なら彼は―
空気の震え。
とっさに彼が振り返ったときには既にこめかみに温いプラスチックの感触。
引き金をひけばあっさりとこの世とおさらばできる零距離からの銃口。
油断などしていないつもりだったが所詮「つもり」だったらしい。
それ以上にそこまで接近をゆるしたことに下衆な暴言を口の中だけで吐く。
「よくあうねぇ…?」
忌々しげに舌打ちし、その細められた双眸の空色に映るのは桜色の長い髪。
頭の上にひとつに結わえられたそれは僅かな風にも揺れている。
体のラインを際立たせるライダースーツも彼女が着ると不思議といやらしさを感じさせない。
ふとすれば柔らかく見えるであろうその顔をきつく歪める彼女にアヅサは皮肉げにわらいながらその名をよんだ。
「ご機嫌よう、いい天気だね。
リーシェ?」
呼ばれた彼女は顔色を変えないまま、挨拶にこたえる。
「そうね、アヅサ。
警察(ヤード)の狗がなんの用?」
警察。
それが彼がここで有名な理由。
それだけではない。
マフィアとみれば容赦なく粛清する冷酷さがマフィアよりマフィアらしいと彼を一層著名人にしていた。
「ちょっと散歩しに?」
張り詰めた空気のなか会話は続く。
「餌を漁りに、の間違いでしょう?」
口を歪めてリーシェが揶揄する。
それは彼女に不釣り合いだと彼は漠然と思う。
当然、口にはしなかったが。
「あははは、ご令嬢の吐く台詞じゃないな。」
ああでも、とアヅサは言葉を続ける。
「マフィア(鬣犬)のボスの娘ならそれくらい当たり前か。」
彼女もまた、ここでは有名人で。
わざと抉るように投げつけたそれも彼女は気にした風もなく、未だ彼の頭に当てていた銃身を、ずらす。
と、
銃声。
「!!?」
次いでリーシェの背後の欠けた窓の奥から何かが砕ける音。
戦くアヅサの5cm右、コンクリートの焦げた後。
しかしそこに弾はなく、そのまま跳弾し壊れた窓の奥へ吸い込まれたらしい。
アヅサはその焦げ跡と弾の行く先を呆然と交互に見、
「撃つか?普通…」
と思わず零す。
その言葉すら無視してリーシェはもう一度銃を構える。
「ちょ!リーシェさん?」
本人も忘れ欠けているがアヅサは今追われてる身で。
ここでコトを荒立てる気があるはずもなく。
鉢合ったときはまたかと思ったがそれならいっそ楽しんでやろうとからかっただけで。
「結局こうなるわけ?」
そんな情けない言葉とは裏腹に安全装置は外され、口の端は上がっている。
彼女もまた、殺気などは微塵もないというのに銃をおろす気配はない。
始まるのはいつもの殺し合い。
そこには憎悪も嫌悪も渦巻いていて。
それでいてどこか、逢瀬に似ていた。
ラヴァーラヴァーラヴァー
「不器用なふたりの不器用な逢瀬には手助けが必要でしょ?」
あとがき
…
…
…ほんとすいませんでしたぁぁぁぁぁ
ギャップを大事にしてたら配役がこんなことに…
なにこれひどい。ひどすぎて言い訳しようがありません。
警官アヅサくんの上司はエデンさまです。つまり最後の台詞もエデン様です。
とりあえずスーツ眼鏡のアヅサくんみたいです。
ほんとすいませんでしたっ
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