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作者が好き勝手やってる文字の掃き溜め
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やっぱり暫定。
つぎくらいで終ればいいと思ってますが如何せんプロットたててないんでどう転ぶか読めません。
場面かわってまーす。

拍手[1回]






「、ぁ…、そこ…」
 
組織に君臨する彼女の一室。
今、この場には男と女、ふたりしかおらず。
交わされる言葉はどこか密事めいていて。
 
「ボス、たかが肩揉みでそんなサービスせぇへんでもええですよ」
男、レーヴェは苦笑しながらそう言えば、
「あら、そう?でも上手いわね、レーヴェ。」
首だけを男へと巡らし上機嫌で返される。
「そりゃおおきに。」
ぞんざいな言葉に大仰な動きでそれに応える。
その道化じみた仕草にくすくす笑いながら、革張りの椅子に身を沈めて話題をふる。
「ねぇ、シアター、だっけ?最近にぎやかよね。」
 
「ああ、えらい懐かしい名前ですわ。復活したんですか?」
 
「そうみたいね。オーナーには随分楽しませて貰ったわ。」
 
「今回も楽しめるとええですね。」
 
くすくす、くすくすと笑う姿はいっそ無邪気とも取れるのにそこに滲む悪意と色にレーヴェは心中で嘆息する。
道楽の範疇を出ない蹂躙。
それに幾度、誰を、何を、巻き込めば済むのだろう。
 
それを咎める良心はないが、興味のないことに使う労力は割りに合わないとも思う。
 
そんな考えに行き着いた自分も十分ひとでなしだと自身を客観視して胸中で自嘲う。
 
アリアといえども読心術ができるわけでもなく、注がれたワインを口に含みながら気まぐれにねだる。
「ねぇ、レーヴェ、挨拶してきてよ。」
 
「えー、あそこのオーナーに嫌われてるのに、ですか?」
空になったワイングラスに次を注ぎながらレーヴェは返す。
 
「そうだっけ?」
先ほど「楽しませて貰った」と言った割には関心は薄く、しかしそれはいつものことでレーヴェは人好きのする笑みで答える。
 
「ええまぁ。
下手したらみーくんよりおれのが嫌われてるんとちゃいます?」
 
「そ。で、行って来てくれる?」
やはりそこはどうでもいいのか反応はなく、望みもかわらない。
「零ちゃんのが適任とちゃいますか。」
行きたくないのが見え見えだが彼女は気にしないだろうと高を括ってスケープゴートにしたのは彼が零と渾名する男。―もしかしなくてもレイズそのひとなのだが。
「いいじゃない。あなたが行ったって。」
それでも譲らないアリアにレーヴェは今度こそ溜息を吐く。
「その心は。」
 
「面白そう。」
楽しげにわらう彼女。
それを見てやはり無邪気には程遠いとレーヴェは一択しかない選択肢を選ぶのだった。
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