作者が好き勝手やってる文字の掃き溜め
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寒い日が続きますね。
えっと、せっかく主心のメンバーの誕生日決めたのにスルーしていたので、レイズのくらい祝ってやろうと…
2月17日でした。
…はい、遅刻してます。すいません。
「誕生日?」
ブラックミュージックが流れる喫茶店。焙煎された珈琲の香り。
彼の家で過ごすことが多い二人にとっては珍しい"デート"。
コーヒーを飲むレイズの正面、アースはアイリッシュコーヒーのふんだんに乗せられた生クリームをかき混ぜていた。
そんな雰囲気の何気ない会話のひとつとしてアースは「レイズの誕生日っていつ?」と訊ねた。
「そ、誕生日。実際どうかは置いといて、ないの?」
オウム返しされた言葉を受けてスプーンをレイズへ向ける。"実際"なんてどうでもいいのだ。彼がここにいるのは事実なのだから。
「あー、……あ、今日、か?」
一応あるらしい彼が思い出したのは、今日。
「えっ?2月17日?」
「ああ、それだ。」
「頓着しないタチですか…もー…」
準備できないじゃない。と不満の声を洩らす。
「うーん、もしかしてキライ?」
ふと思った可能性。
「誕生日が?」
「そう。」
「いや、そういうわけじゃねーけど。」
だが、嫌いとかそういうことではないらしい。なのに言葉を濁すレイズ。
「けど?」
「元々忘れないよーにこの日にしたのに忘れてるあたり、どうしようもねぇなって。」
「それは、どうしようもないねぇ。」
浮かべたのは自虐的な笑み。だから、アースは眉をハの字にして笑う。
「なら、祝ったげるよ。そしたら忘れないでしょう?」
「確かになぁ」
「…生まれてきてくれてありがとう、レイズ。」
「さんきゅ、アース」
おめでとう、と言わなかったのは何となく。
唯、ここにいることの感謝を。
あとがき
えっと、せっかく主心のメンバーの誕生日決めたのにスルーしていたので、レイズのくらい祝ってやろうと…
2月17日でした。
…はい、遅刻してます。すいません。
「誕生日?」
ブラックミュージックが流れる喫茶店。焙煎された珈琲の香り。
彼の家で過ごすことが多い二人にとっては珍しい"デート"。
コーヒーを飲むレイズの正面、アースはアイリッシュコーヒーのふんだんに乗せられた生クリームをかき混ぜていた。
そんな雰囲気の何気ない会話のひとつとしてアースは「レイズの誕生日っていつ?」と訊ねた。
「そ、誕生日。実際どうかは置いといて、ないの?」
オウム返しされた言葉を受けてスプーンをレイズへ向ける。"実際"なんてどうでもいいのだ。彼がここにいるのは事実なのだから。
「あー、……あ、今日、か?」
一応あるらしい彼が思い出したのは、今日。
「えっ?2月17日?」
「ああ、それだ。」
「頓着しないタチですか…もー…」
準備できないじゃない。と不満の声を洩らす。
「うーん、もしかしてキライ?」
ふと思った可能性。
「誕生日が?」
「そう。」
「いや、そういうわけじゃねーけど。」
だが、嫌いとかそういうことではないらしい。なのに言葉を濁すレイズ。
「けど?」
「元々忘れないよーにこの日にしたのに忘れてるあたり、どうしようもねぇなって。」
「それは、どうしようもないねぇ。」
浮かべたのは自虐的な笑み。だから、アースは眉をハの字にして笑う。
「なら、祝ったげるよ。そしたら忘れないでしょう?」
「確かになぁ」
「…生まれてきてくれてありがとう、レイズ。」
「さんきゅ、アース」
おめでとう、と言わなかったのは何となく。
唯、ここにいることの感謝を。
空になったカップで、乾杯。
あとがき
本編メンバーではないのは、話題にしてくれないからです…
あとはほら、作者からのお祝いとしてイチャイチャしろと。
てなわけでおめでとうございます。まぁ、アースが神回避してますがおめでたくはない彼の誕生日です。
でも忘れてはいけない日。なのに忘れるあたりが駄目人間です。
どうでもよくない日なのにどうでもいい日(=自分の誕生日)にしちゃったもんだから……
どうでもいいですがアースが飲んでるのはお酒です。
あとはほら、作者からのお祝いとしてイチャイチャしろと。
てなわけでおめでとうございます。まぁ、アースが神回避してますがおめでたくはない彼の誕生日です。
でも忘れてはいけない日。なのに忘れるあたりが駄目人間です。
どうでもよくない日なのにどうでもいい日(=自分の誕生日)にしちゃったもんだから……
どうでもいいですがアースが飲んでるのはお酒です。
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