作者が好き勝手やってる文字の掃き溜め
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わらべ唄の主要キャラ紹介話第二弾です。
タイトルは梅見、すぎてであって梅、見すぎではないです。
どうでもいいですね。
登場キャラは前回と同じ。
彼らの通常運転をば。
十文字真は困惑していた。
真の視線の先には花音が、なぜだかその美貌を険しくしてその大きな紫玉で(勿論右のおどろおどろしいまなこも)じいっと真を見つめていた。
それは寧ろ美味しい状況と言えなくもなかったが、如何せん意味がわからない。
そして一番意味がわからないのは、
「な、ん、で、羽交い締めにされてんだ!?俺!!!」
鬼が真の後ろで彼の腕をとらえているということ。
「まぁまぁ」
両の目が包帯で巻かれているというのに的確に力の入らない部分をついてくるので抜け出すこともできず。
そちらに気をとられているうちに眼前に迫っていたのは―
「!!?」
黒い塊。
声を上げようと(間違いなくそれは悲鳴だが)開いた口に突っ込まれる。
「なんかね、花音がね、お菓子作ろうとしたらしいんだけど失敗しちゃったんだって。」
苦さに涙目になりながらそれでも幼い頃からの教えで吐き出すこともできず咀嚼する真に鬼が説明する。
「っ、お前が喰えばいいじゃねぇか!」
「成功したのは貰ったよ。」
成すべきことを成したからか、鬼から解放された真は噛みつくように抗議するが、鬼は何処吹く風でとどめを刺す。
と、絶句する真の袖を引いたのは。
「ん。」
白い団子を差し出す花音だった。
「……、うまい。」
先程植え付けられたら心的外傷によりおののきながらも受け取り口に入れれば小豆の程良い甘さが口に広がる。
素直な感想を口にすれば、表情こそ変わらないものの空気が彼女の喜びを伝えてくる。
「よかったねぇ。」
鬼の呟きは真にか花音にか。
なんだかうまいようにまとめられた気がしなくもないと思いながらも
結局は花音の頭を撫でるに終わる真であった。
団子日和
あとがき
真の名字は十文字でした。
彼だけ名字あります。
ぼっちゃんなんで。
んでごらんの通りヘタレです。
多分花音は初めて作ったもの(失敗作)も食べてほしかったんじゃないかな!
なんで蒸すはずのだんご焦がしたとかスルーしてやってください。
作者は真花を推して参ります。
ここまで読んでいただきありがとうございます(*・人・*)
タイトルは梅見、すぎてであって梅、見すぎではないです。
どうでもいいですね。
登場キャラは前回と同じ。
彼らの通常運転をば。
十文字真は困惑していた。
真の視線の先には花音が、なぜだかその美貌を険しくしてその大きな紫玉で(勿論右のおどろおどろしいまなこも)じいっと真を見つめていた。
それは寧ろ美味しい状況と言えなくもなかったが、如何せん意味がわからない。
そして一番意味がわからないのは、
「な、ん、で、羽交い締めにされてんだ!?俺!!!」
鬼が真の後ろで彼の腕をとらえているということ。
「まぁまぁ」
両の目が包帯で巻かれているというのに的確に力の入らない部分をついてくるので抜け出すこともできず。
そちらに気をとられているうちに眼前に迫っていたのは―
「!!?」
黒い塊。
声を上げようと(間違いなくそれは悲鳴だが)開いた口に突っ込まれる。
「なんかね、花音がね、お菓子作ろうとしたらしいんだけど失敗しちゃったんだって。」
苦さに涙目になりながらそれでも幼い頃からの教えで吐き出すこともできず咀嚼する真に鬼が説明する。
「っ、お前が喰えばいいじゃねぇか!」
「成功したのは貰ったよ。」
成すべきことを成したからか、鬼から解放された真は噛みつくように抗議するが、鬼は何処吹く風でとどめを刺す。
と、絶句する真の袖を引いたのは。
「ん。」
白い団子を差し出す花音だった。
「……、うまい。」
先程植え付けられたら心的外傷によりおののきながらも受け取り口に入れれば小豆の程良い甘さが口に広がる。
素直な感想を口にすれば、表情こそ変わらないものの空気が彼女の喜びを伝えてくる。
「よかったねぇ。」
鬼の呟きは真にか花音にか。
なんだかうまいようにまとめられた気がしなくもないと思いながらも
結局は花音の頭を撫でるに終わる真であった。
団子日和
あとがき
真の名字は十文字でした。
彼だけ名字あります。
ぼっちゃんなんで。
んでごらんの通りヘタレです。
多分花音は初めて作ったもの(失敗作)も食べてほしかったんじゃないかな!
なんで蒸すはずのだんご焦がしたとかスルーしてやってください。
作者は真花を推して参ります。
ここまで読んでいただきありがとうございます(*・人・*)
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