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もういくつ寝ると、お正月ですね。
えと、何を思ったか今回の更新は凄惨アルペジオのゆにさんが描いてくださった「I:Ve」と拙宅の主心とのクロスオーバー漫画「それは憧憬にも似ている」の続きとして書いたものです。
素敵漫画に続きなんかないわ!と言う方はお戻りください。
心の広い方は続きから。
ゆにさんに勝手にささげます。
「いらっしゃい、アリス」
ふわりと、空気がやわらかくなった少女にレイズは受け入れる言葉を投げれば
「どうも、レイズさん」
淡い微笑みと共に返事を返ってきた。
「、あー…名前、さ」
「?」
レイズ宅への道すがら、乱暴に頭をかき上げながらレイズはアリスへと声をかける。
「さん付けとかやめてくんね?苦手っつーかなんつーか…」
「え?あ、ええと、貴方がいいならそれでいいけど…」
「めんどくせぇ敬語とかもなしな。」
了承に満足したのか、元からなのか初対面とは思えないほど気さくに話すレイズ。
そんな二人の会話にもくもくと前を歩いていたルナが立ち止まり、一言。
「そ、寧ろレイズに敬語とかありえない。」
ずびば!と効果音が聞こえそうなほどはっきり言った言葉に面食らったような顔をするアリス。
そして、
「ルナお前、このやろっ!何様だよ!」
毎度のことながら傲慢な振る舞いに激昂するレイズだが、対するルナもなれたもので、
「ご主人様?」
などと小首を傾げるオプション付きで答える。
「どの口が!」
「この口。」
ああいえばこういう、を字に書いた状況の二人を暫く呆然と見ていたアリスだったが、我慢できなくなったのかくすくすと笑いを零した。
「あ」
そんなアリスを見つめる視線に彼女が気づき、慌てるアリスに二人もまた表情を崩す。
尤もルナの変化はアリスにはわからなかったが。
いつの間にか遅くなった足取り。気を取り直すように歩き出す三人。
「それで、晩飯、何喰う?」
「決まってなかったの?」
「一応、こいつのリクエストでハンバーグだった。」
「あとグラタンとエビフライとプリン。」
「ふっざけんな!」
「プリン…」
ルナの追加リクエストのなかに出た好物の甘味に思わず反応する。
そんなアリスに驚いたような一瞥を投げたレイズだったが、すぐに長い溜息と共に苦い顔を浮かべる。
ルナからしてみればそれは諦めと承諾の意を含む見慣れたものだったが、アリスにとっては呆れと捉えるほかなく、あたふたと「別にいい」と言おうと口を開く。
が、
「プリン、つくるよ。」
いつのまにか隣にいたルナのはっきりとした声が聞こえてそちらを見た。
「レイズが。」
勿論、つくる人物は決まっているのだが。
そんなルナの言葉にがなるのも疲れたのかまた盛大な溜息を零すレイズは「卵足りるか…?」などと呟いているあたり、本当に作ってくれる気らしい。
そんな二人の関係は自分と彼とは決して重なるはずがない。
(そのはずなんだけれど)
憧れはやはり変わらず胸を焦がして。
「ホットチョコもお願いっ。」
お前もか!と呆れる目の前のひとにアリスは悪戯に成功した子供のように笑った。
それは、曇天には明るすぎる日の一幕。
はいいろを掻き混ぜる
ねぇ、今日くらい、曖昧なまま、
あとがき
書く書く詐欺してた、「続きかきたい」を何を思ったのか有言実行してしまったのが今回のこれです。
年末になにやってんでしょうか。
…本編ェ…
そして素敵漫画に続けるには適当なブツですいません
なんとはなしにギャグ調です。
最後なんちゃってシリアスですが。
いえ、レイズはクルとかのうっさんくさい敬語はともかくふつーの敬語とかましてや名前にさん付けとかむず痒くてしかたないだろうな、と。
アリス嬢、別に敬語つかってないんですがね。
レイズは誰にたいしてもタメ語&名前呼び捨てですから。
…あんれー、レイズサイド書こうと思ってたのにそうでもない…
アリス嬢とアヅサ君との関係とレイルナの二人はぜんぜん違うよな、と。
会話、というより二人の言い合いとか許容してる範囲とか知ったらその違いをはっきり感じてしまうんだろうな、と。
そしてまだ帰宅してないとか…
レイズは多分、ルナリクエスト、全部つくる羽目になります。
また食費がかさみます。
ぐっだぐだですね!
多分レイズがアリス嬢に声かけたのはめっさ私的な理由で(ナンパでは絶対ないですがw)
そこらへん書くには本編で赤毛のひとの話に触れないと駄目なんでまだ書けないんですよねー
まぁ助けないの寝覚めわるいとか、ちゃんとした理由もある、と信じてる…!←
駄目人間なんで、こいつ、ほんと。
うう、今年最後がこんな懺悔でいいのか。
それでは、読んでくださりありがとうございました!
良いお年を!