作者が好き勝手やってる文字の掃き溜め
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凄惨アルペジオとその管理人のゆにさんのハピバ記念ss。
漸く完成しましたー。
アリス嬢たちご一行様です。
…そしてなぜか現パロです。
in日本です。
ほんとすんません!
ルチハさん目線ぽいです。
それでもよろしければどうぞ
非日常的日常風景
張り詰めた空気がマフラーで隠し切れなかった頬を刺す。
明日は雪だったろうかと星の見えない紺青を見上げ、今朝方自宅を出る前につけられていたテレビの声に思考を巡らせるが意識して聞いていたわけではないから憶えているはずも無く。
防寒対策とばかりにコートのポケットにもぐりこませた右手の指先に愛用のスマートフォンが存在を示していたが、わざわざそれを出すのも億劫だったし、何よりただでさえ冷え切った手をこの外気に触れるのは御免こうむりたい。
はぁ、と白い息を吐いてゆるりと頭を戻すと街灯もまばらな帰路を辿った。
ルチハ=ローレンの自宅は駅から程近いアパートだ。
所持金でいうならセキュリティのしっかりした高級マンションに住むことも可能なのだが、好き勝手改造できるこの場所をルチハはそこそこ気に入っていた。
扉前で鍵を探そうとして、今日は必要ないことを思いだす。
「あ、お帰り。」
「丁度できてますよ。」
扉を開けると案の定の声に思わず溜息が出た。
本来一人暮らしであるはずのこの空間に見知った顔が二つ。アリス=クロフォードとジャック=キーブロンソン。この場にいる理由は知っている。
だが、
「めんどくせぇ……」
はぁぁぁぁともう一度盛大な溜息と共に言葉が漏れる。
セキュリティ付に変えようかと考えるのはこんなときだ。
まぁ、鍵はルチハ本人が渡したのだが。
「なによ。ほら、今日鍋よ。」
溜息を吐いたまま玄関から動かないルチハを不機嫌そうな声色でアリスが呼ぶ。
ここで突っ立っていても仕方ないと判断したのかルチハその声に従うことにする。
が、
「あ、今双子が飲み物買いにいってるから鍵開けておいてね。」
その、不吉な言葉に再度固まる。
「あいつらも呼んだのか!」
こめかみに青筋を立てるルチハに対してアリスは肩を竦めて「呼んでない。バレたの。」などとのたまう。
「二人ともできたよー」
そんな中、ジャックの声に鍋に罪は無いと漸くルチハは靴を脱いだのだった。
こたつに入って鍋を囲む。
たまにはこういうのもいいか、とルチハはこたつの毛布を手繰りよせた。
このあと、ガネット、ガゼット=シンディが戻り、アヅサ=クロフォードとリーシェ=サントスが遊びに来、それを追ってかヒース=ロウドベントとそれに巻き込まれたのか巻き込んだのかティシニア=ハーヴェントとサクリフェス=エヴァが酒持参で乱入し、それによってアヅサ=クロフォードが様子を見に来たエデンを巻き込んでいろんな意味で崩壊するのは、また、別の話。
そして、それを見てルチハが本気でセキュリティ付の高級マンションに考えるのも、まだ先の話。
あとがき
Q.何故に現パロ?
A.鍋が喰いたかったから。
はい、ほんとすいません。
上の答えも嘘じゃないです。現パロなら動かしやすいかなーとかも鍋思いついてから考えました。
そんなしょーもない理由から書き出したものなので設定なんてありません。
ゆにさん、長らくお待たせした挙句がこんなんでほんとすいません。
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