作者が好き勝手やってる文字の掃き溜め
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共同ブログでは1だったもの。
ふたりの関係。
染めるあか
染まるしろ
そのなかで彼女は―
終る世界、踊る世界
「ルナ…お前、いい加減にしろよ!」
常に曇天で暗い昼間。
アパートの一室から怒声が飛ぶ。
声を張り上げたのは黒髪で隻眼の右目もまた黒い長身痩躯の青年。
一方そんな青年の怒りにも素知らぬ顔で読書を続けるルナと呼ばれた少女。
少しぼさついた銀髪に赤いヘッドホンがよく映える。
アイスブルーの瞳には何の感情も読み取ることはかなわないが、
青年は少女が感情がないのではなく何も考えていないだけだということを知っていた。
反省のないルナに青年の怒りはおさまるはずもなく。
「一歩外でりゃ買い食い買い食い…
挙句には誘拐未遂だ?ふざけんな!」
そんな青年の言葉にルナは漸くぱたんと本を閉じ、青年を見る。
そして、
「レイズ、ご飯」
と一言。
コイツに何を言っても無駄、という声が脳内をよぎった青年、もといレイズは
もはや怒りを通り越して呆れきった顔で
「…俺は飯じゃねぇ。」
とだけ返した。
あとがき
まぁあれですよ。親鳥と雛。
この状態からのスタートです。
ふたりの関係。
染めるあか
染まるしろ
そのなかで彼女は―
終る世界、踊る世界
「ルナ…お前、いい加減にしろよ!」
常に曇天で暗い昼間。
アパートの一室から怒声が飛ぶ。
声を張り上げたのは黒髪で隻眼の右目もまた黒い長身痩躯の青年。
一方そんな青年の怒りにも素知らぬ顔で読書を続けるルナと呼ばれた少女。
少しぼさついた銀髪に赤いヘッドホンがよく映える。
アイスブルーの瞳には何の感情も読み取ることはかなわないが、
青年は少女が感情がないのではなく何も考えていないだけだということを知っていた。
反省のないルナに青年の怒りはおさまるはずもなく。
「一歩外でりゃ買い食い買い食い…
挙句には誘拐未遂だ?ふざけんな!」
そんな青年の言葉にルナは漸くぱたんと本を閉じ、青年を見る。
そして、
「レイズ、ご飯」
と一言。
コイツに何を言っても無駄、という声が脳内をよぎった青年、もといレイズは
もはや怒りを通り越して呆れきった顔で
「…俺は飯じゃねぇ。」
とだけ返した。
あとがき
まぁあれですよ。親鳥と雛。
この状態からのスタートです。
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