作者が好き勝手やってる文字の掃き溜め
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0のすぐあとのはなし。
これより1を先に書いちゃってたのと時間軸的に0.1です。
白昼夢も 染まった。
ロストエンドは泣き出した
出せるすべての声を少女へ向けた。
にも関わらずルナの反応は薄い。
無言でこちらを見つめてくるだけ。
レイズは文句を言うのを諦めるしかなかった。
代わりとばかりに盛大な溜息を吐き出す。
そして、
「…ってここ、俺ん家なんだよな。」
疑問形ではない、確認の呟き。
「ええ。」
それに対してはルナもこたえる。
「……ここに、アース、…おんな、が…
…女の、死体が、なかったか?」
彼は、痛みも軋みも関係ないとばかりに
焦燥と悲しみが混じった声で、問うた。
自分が何日寝ていたかも分からないからいつか、はもう分からない。
だがあの雨の日、ルナという少女にレイズ・クォーツがあった日に
アース・トパーズは殺されたのだ。
この場所で。
レイズ・クォーツの手で。
けれど、
「なかった。なにも。」
「……」
「なかったわ。」
「…………え?」
否定をいうルナの言葉をレイズは上手く飲み込めなかった。
しかし、ルナは嘘を吐いているようには見えず、
そもそも嘘を吐く理由が見当たらない。
それに目の前の少女は淡々と淡々と義務的に自らが知っている事実を述べている
ようにしか見えなかった。
「なん、で。」
疑問形ではない。
ルナに問うても答えはでない。
それでも、
どうしようもない事実として
アース・トパーズの亡骸は消えていた。
あとがき。伏線っぽいです。ええ、多分。
そしてサブタイトルがいつにもまして適当です。すんません。
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